ポーセレン・ベニアとは、歯の表面に接着するポーセレンの薄いラミネートのことです。この方法では、エナメル質を全部削り取ってしまうのではなく、表面を薄く均一に削るので、非常に繊細なテクニックが必要とされます。しかし、エナメル質を保護し、歯髄を守り、同時に美しい歯の色やかたちを回復することができます。
前歯の形や色を改善したい時、その状態がかなり深刻な場合は、プラスチック(レジン修復)やホワイトニングでは、満足する結果が得られません。このような場合に、薄く貝殻状に焼いたポーセレンを前歯の表面に貼り付けるポーセレン・ベニアが用いられます。
この方法では、歯の損失は最小限で済むので、比較的負担の少ない治療法であると言えるでしょう。
ポーセレン・ベニアのメリット
- 劇的に、かつ美しく自然
- 自信回復(自信を持って笑うことができるようになります)
- 削る部分が最小限で済む
- 来院回数が少なく済む
- 耐食性にすぐれ、摩耗にも強い
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ポーセレン・ベニア
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ポーセレン・ベニア治療の流れ
1. 来院1回目
- 歯を削る
- ポーセレン・ベニアを接着するために、歯の表面を0.5 〜0.75 ミリ削る
- 歯形を取る
- 仮のベニアを接着
最終的に接着するベニア(ポーセレン・シェル)ができるまで、約2週間程度かかる
2. 来院2回目
3. 来院3回目